己の拳のみを頼りに生きる、孤高の闘士。その燃えるような赤毛から「焔色のサラマンダー」と呼ばれる。性格はきわめてクールで、ムダだと判断したことはいっさい行わない。
　 物心ついたときすでに親や家族はなく、キビしい環境をひとりで生き抜くために、自分と敵対するかどうかのみで他者を判断するようになった。その体格や容貌ゆえ周囲にとけこむことができず、自身の身体を張って日々の糧を得るうち、しだいに裏の仕事を請け負うことが多くなり、いつしか「裏稼業ＮＯ．１」の地位を不動のものとした。
　 他者を信じることなく生きるか死ぬかの毎日を送っていたある日、トレノでジタンに出し抜かれ、それが原因で賞金首に。サラマンダーに対抗しうる力を持ちながら、その力を出さずに戦いを避けたジタンの行動がどうしても理解できず、彼と白黒つけるため、その行方を追っている。