タンタラスの若き一員。サルのような長いシッポが特徴。４歳のころタンタラスの頭領バクーに拾われ、彼のもとで育つうち、自然な成り行きでタンタラスに入団した。バクーに拾われる以前の記憶はほとんどなく、素性は不明。１３歳のころ、自分の本当の故郷を探そうと思い立ち、記憶のなかにただひとつ残る「青い光」を頼りに、各地を放浪する（この放浪のさい竜騎士フライヤと出会い、しばらく行動をともにしている）。２年ほど旅したのち、結局は目的を果たせぬまま帰還するも、その過程を経て、自分の心の故郷ー「いつか帰るところ」とは何かを理解するに至った。
　 弱冠１６歳の少年だが、判断力に長け、行動力に富む。一方で女好きなところがあり、カワイイ娘とみたらつい声をかけたり、いいところを見せようする。終始明るい態度や軽い言動を取られがちだが、その明るさは、孤独な内面を押し隠すための手段のひとつ。あけっぴろげなようでいて、じつは自身の本質を理解されることを嫌い、心の奥底に踏み込まれることを避けている。